身体がだるい原因はなんだ?|倦怠感を起こす病気は何科で診てもらう?

身体がだるくてつらい・・・

だるくてだるくて仕方がないという経験、きっと皆さんありますよね。

原因は睡眠不足だったり、食事をとった後にだるーい感じになるだとか、激しい運動で疲れたー!という場合などなど、多くの生理的な原因で、人は倦怠感を感じます。

これらのようにはっきりと思い当たる原因があればいいですが、原因にまったく思い当たるものがない場合、どうするべきでしょうか。

長期に渡って毎日原因不明のだるさが続き、何か病気なんじゃないか?という場合には、内科を窓口として一度病院で相談することも選択肢となります

そこでここでは、だるくて病院にかかった場合に、具体的にどのような原因が考えられ、どのような検査を受けるのかを説明したいと思います。


まず内科を受診し問診を受けよう

思い当たる原因が特になく、だるいのが何か病気のせいではないだろうかという場合は、まず一般内科での相談をお勧めします。

ちなみに、だるくってしょうがないけれども、明らかに最近ストレスがひどいなど、精神的な要素で思い当たるものがあるのであれば、まず心療内科や精神科で相談してみるべきです。

また、一部の薬は、副作用としてだるくなるものがありますので、他の病院で薬をもらっている場合は、何を飲んでいるのか医師に伝えられるように、お薬手帳などを持っていくことも大切です。

そして実際の問診では、具体的にいつからだるいのか、どのようにだるいのか、どういうときにだるくなるのか、などを医師に詳しく説明する必要があります。

問診では、いつごろからといった時間的な情報も大切ですが、だるさ以外に何か症状がないか、という点も非常に大事です。

そういえば最近下痢気味だったとか、階段を登るときに苦しいとか、微熱が続いているとか、咳が出るとか、そういった情報が病気の診断を進めていく上で非常に大切になります。

診察が終わったあとに言い忘れることがないように、病院にかかるときには、だるさ以外に気になる症状がないか?というのを自分の中であらかじめ確認しておきましょう。

診察室では緊張などのせいで、伝えたいことを伝えきれないケースも多いと思われます。伝え忘れをしないようにするためには、自分の症状に関して、メモなどに書いておいて持ち込むと伝え忘れがなくなります。

診察は具体的に何をする?

「だるい」という症状だけでは、病気の診断はわかりません。ほぼすべての病気が「だるい」という症状を起こすといっても過言ではありません。

そこで「だるい」原因を探すために、病院では一通りのスクリーニングを受けることになります。

診察では、医師はまず熱がないか、血圧や脈拍などに異常がないかを確認します。

そして貧血がないか、肝臓の異常で体が黄色くなる黄疸がないかを眼瞼で確認し、首の部分の触診で甲状腺やリンパ節が腫れていないかをチェックします。

口の中の観察では、口内炎潰瘍が全身の病気の症状として出てくることもあるので、これらがないかなどをチェックします。

また、胸の聴診では、心臓の異常を示す雑音がないか、肺炎などの場合に出てくるに異常な音がないか、などを診ます。

さらに、腹部では、お腹に腫瘍がないか、痛いところがないかなどを調べ、腹部で優先的に検査するべきところがないかどうか確認します。

また、全身にむくみや皮疹がないか、全身の関節に炎症がないかなどを調べ、病気の存在を疑う所見がないかどうかを確認します。

「だるさ」というものは、特定の病気に限られるものではないので、どこか優先的に詳しく調べるべき場所がないかを探すのです。


だるさに対してどんな検査をするの?

問診の結果、例えばだるさ以外に下痢や咳など、重点的に調べるべき症状があると医師が判断すれば、そちらを優先して調べていくことになります。

また、診察の結果、明らかに特定の臓器の異常が疑われるのであれば、そちらを重点的に検査していくことになります。

そうではなく、特に優先して調べるべき点がはっきりしないという場合には、一般的な検査でさらに異常がないか調べていくことになります。

具体的には、採血検査で貧血や各臓器の障害、炎症などがないかを調べると同時に、尿検査胸のレントゲンの検査を行います。

採血の検査によって、貧血、肝炎による肝機能障害、甲状腺機能低下、糖尿病などの、だるさを引き起こす可能性のある病気をある程度スクリーニングできます。

また、胸のレントゲンでは肺炎(必ずしも咳が出るとは限りません)、心不全などを含めた、肺や心臓の異常がないかを確認します。

尿の検査では、腎臓に異常が起きていないか、または腎臓から尿を運ぶ道筋に異常がないか、その尿の通り道に感染を起こしていないかなどを調べることができます。

これらで異常が見つかれば、その異常の部分に関して、さらに詳しい追加の検査を行います。

内科で異常なしと言われたらどうしたらいい?

だるいという症状を引き起こし、かつ検査で異常が出てこないという状態の一つに、慢性疲労症候群が挙げられます。

検査の異常がなく、休んでも疲れがとれず、ずっと強い疲労感が持続し、その原因となるものを指摘できないという場合に、慢性疲労症候群と診断されます。

慢性疲労症候群は医学的に有効な治療法が現時点では存在せず、診断しても治療につながらないという難しい病態です。

しかし慢性疲労症候群と診断される前に大切なのが、精神的な病気を精神科や心療内科でしっかりと否定してもらうことです。

当然ながらだるいという症状は、内臓の病気以外の原因で起こり得ます。 最近環境が大きく変わったとか、ストレスや意欲に変化があったとか、身内の不幸などで強い失望感を感じたといったことで、人は強い倦怠感を感じることがあります。

また、気分的に沈みがちで抑うつ傾向にあるのであれば、内科で異常がないことを確認したら精神科や心療内科にかかることも次の選択肢の一つとなります。うつ病などの精神的疾患も、だるいという症状が出てくるからです。あなたのだるさの原因をしらべましょう!

だるい原因にはどんな病気があるの?

多くの内科的な病気が、いわゆる倦怠感という症状を引き起こす可能性があります。

しかし、だるさを引き起こすのは、特定の臓器の病気に限られるわけではありません。 例えば、感染症はだるさを起こす可能性がありますが、例えば肺であれば細菌による肺炎から結核まで、ほとんどの肺の感染症がだるさを起こす可能性があります。

さらに血が薄くなる貧血は、だるさの原因となりますが、その原因は胃潰瘍などの消化管からの出血、月経過多などを始めとした女性器関連の出血もありますし、白血病などの血液腫瘍でも貧血となる可能性があります。

肝臓関連であれば、ウイルスや自己免疫による肝炎はだるさを引き起こしますし、胆のうや胆管に異常があっても、ひどくなればだるさの原因となります。

また、ホルモンの異常も当然ながらだるさの原因となり、甲状腺がきちんと働いていなかったり、副腎というホルモンをつくる臓器に異常があったりすると、倦怠感が出てくることがあります。

ほかに、心臓の病気があって心不全の状態になってしまったり、腎臓の病気で電解質のバランスが崩れてしまったり、関節リウマチなどの膠原病を始めとした慢性炎症を起こす病気があったり、などなど非常に多くの原因が考えられます。

さらにこれらの内科的異常がなくても、精神的な病気によって、倦怠感というものが引き起こされる可能性があります。

あまりにだるくて病気かもしれないという場合、精神的に明らかに思い当たるものがなければ、まず内科で一通りのスクリーニングを受けることから始めることをお勧めします。

まとめ

だるいという症状を引き起こす病気は、非常に多岐にわたります。 また、当然ながら睡眠不足や精神的ストレスなどの生理的要因でも、だるいという症状が出てきます。

明らかに思い当たる要因がなく、なにかの病気かもしれないという場合、まず一般内科で一通り検査を受けたのち、異常がなければ精神科や心療内科の受診も考慮するという順番をお勧めします。

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