日本社会の構造が熱中症を生み出していると思う

熱中症に注意!

暑くなって熱中症のニュースが増えてきました。 既に死亡例のニュースもあり、皆さんには熱中症にならないよう、より一層注意していただきたいと思います。

昨日27時間テレビの最後の方だけ見てしまったのですが、そこでSMAPの方々がほぼ不眠でフラフラになりながら踊ってました。

特に中居君はライブの途中で座り込んで立てなくなるような場面もあって、大丈夫かなぁと心配になった次第です。

・中居フラフラ「ぶざまな姿に恥」も…SMAP限界メドレー完走

これを見て、いろいろとよろしくないなと思うところがあったので書いてみます。


フラフラになるまで頑張らせて感動を呼ぼうとする番組はよくないと思う

昨日の番組では、熱い中フラフラででもがんばった!やりきった!みたいな空気になっていました。

しかし、はっきり言ってしまえば寝不足で暑い中運動するのは熱中症予防の観点から言うと愚の骨頂です。

夏だ!熱中症の予防をしよう!炎天下を乗り切る暑さ対策11ヶ条

夏と言えば海!、花火!、夏祭り!、などなど楽しいことが目白押しな季節ですが、そんな楽しい夏の日々に忘れてはいけないのが熱中症の予防です。毎年夏になると、熱中症の方が救急搬送されて病院に運ばれます。軽度であれば点滴などの治療でよくなりますが、熱中症は重症例では死に至ることもあります。

SMAP自身はプロですし普段から健康管理もしているかもしれませんが、それでも国民的アイドルに昨日のようなことをやらせたテレビ局側はモラルに欠けていると言わざるを得ません。

24時間テレビのマラソンもそうですが、フラフラになるまでがんばることで人を感動させるというのは演出として確かに効果的なのでしょう。

しかし正直に意見させてもらえば、倒れそうになるまでがんばるのを美徳とするようなテレビ番組をつくってほしくないないなぁと。

とくに昨日は番組自体が「武器はテレビ」とテレビの影響力をうたっていたわけで、テレビ局自身は影響力があることを自覚しているのだから反省していただきたいと思いました。

そもそも暑い中頑張るのが美徳という考えはもうやめた方がよいと思う

これは昨日の番組だけに言えた話ではないです。昔からある夏の高校野球とかにも言えるわけです。

本人たちは目標を達成するために暑い中頑張らざるを得ないわけですが、そこにテレビが入ってきて感動を呼ぶドラマを作ろうとする図式が昔からずっとあります。

そこに感動を感じる人たちが集まって、暑い季節に熱中症のリスクを負いながら炎天下で頑張ることがとても格好よく映し出されます。

こういったことが昔からずっと繰り返されてきて、多くの日本人が倒れるまで自分を追い込むのが美徳というのを刷り込まれているんじゃないかと思います。

しかし昨今のニュースでもわかるように、熱中症は時として死ぬ病態です。 テレビにはむしろ危険性の方を重点的に取り上げてもらいたいと思わずにはいられません。


そもそも暑くて働けないから夏季休暇という概念がある

近年ブラック企業だとか、社畜だとか、そういった言葉が使われていますが、日本にはフラフラになるまで頑張るのを美徳と信じ込まされている人がたくさんいます。

そして日本の夏季休暇は他国と比べて短いことは有名です。 しかしその短い夏季休暇しか家族と過ごせずに、炎天下に家族でレジャーに行き、そのせいでまた熱中症が増える図式があります。

本来、夏季休暇は暑くて働くのに適さないから休もうというコンセプトであるはずなのに、その短い休みを家族とのレジャーに充てざるを得ないという社会は異常だと思います。

暑い季節はしっかり休む、家族との休暇は別個にしっかりとるというのが許される社会を、日本全体が目指すべきだと思います。

まとめ

暑い中がんばるのを美徳とする社会性が、熱中症を生み出していると思います。

テレビ局も「武器はテレビ」というのであれば、その大きな影響力を使って成熟した社会への舵取りをしてほしいと願います。