お腹が痛い場合にはどんな検査を受けるのか|腹痛の検査の種類

お腹が痛いとどんな検査をうける?

お腹が痛いけれども我慢してましたという人がけっこういらっしゃいまして、あまりよくないことだなぁと思っています。

こういった方の中には、病院に行くと何されるかわからないという恐怖感をもっていらっしゃる方がいて、そういった怖さで受診を控えてしまう人がいるようです。

しかし腹痛の中には当然病気が隠れている可能性があり、できればなんかおかしいなと思った時点で受診を考えていただければと思います。

ここでは「何されるかわからない」という印象をぬぐっていただくために、腹痛の場合に行われる可能性のある検査について説明したいと思います。


初期的な検査は怖い検査ではない

問診と診察に引き続いて、医師が必要と考える検査が行われることになります。

症状や診察所見によって変わりますが、基本的には初期的な検査として採血検査尿検査便検査、腹部のレントゲン検査が挙げられます。

採血は確かに腕に針を刺すことになるので痛くないわけではありませんが、尿検査やレントゲン検査は痛みを伴うような検査ではありません。

採血検査では肝臓やすい臓などに障害が起きていないかといったマーカーを見たり、お腹の中に炎症が起きていないかどうかのマーカーを見たりします。

また胃や腸などから出血が起きていれば貧血が進むので、これも採血で確認することができます。 便の検査でも、同じく胃や腸から出血が起きていないかどうかを確認することができますが、この検査は主に後日持ってきていただく形になることが多いかと思います。

尿検査では主に腎臓に問題がないかどうかを確認することができ、レントゲンでは炎症や腸がつまってしまったりといった異常なガス像がないかどうかを見ることができます。

問診と診察、そしてこれらの検査を合わせて、さらなる精密検査が必要かどうかを医師が判断することになります。

お腹の超音波の検査は痛い検査ではない

腹痛での検査の中で痛いとか苦しいとかいった検査ではなく、かつ比較的詳しい情報が得られる検査として、まずお腹の超音波の検査が挙げられます。

横になってお腹にゼリーを塗って、超音波の端子をお腹に当てて、お腹の中の臓器を一通り観察する検査です。

超音波検査は針を刺したりというような痛い検査ではなく、しかも簡便な検査なので比較的多くのケースで行われることになるかと思います。

ちなみに詳しい観察のためには食事を抜いてきていただいたほうがよいので、いきなりその日にやるというケースは少ないかと思います。


胃や腸の内視鏡検査がすぐその日に行われることはほとんどない

胃カメラは苦しいから絶対にやりたくない!という人もいるかもしれませんが、胃カメラの検査をすぐその日にやられてしまうようなことはほとんどありません。

その日にすぐ胃カメラをやるというのは、血を吐いていたり、血の混じった黒い便が出ていたりなど、出血が今現在続いていて放っておくと危ないというケースに限られます。

そのような緊急でない場合には、その日にいきなり胃カメラをしても胃の中が食べ物だらけでせっかくやったのによくわかりませんでしたということになりかねないので後日準備をしてから検査することになります。

肛門からカメラを入れていく下部消化管内視鏡検査も同じで、食事を抜いて下剤で腸をきれいにしてから後日検査をすることになります。

病院にいっていきなりその日に胃カメラを受けるはめになったというのはそうそうあることではないので、診察をした医師とよく相談して検査を受けるかどうか決めていただければと思います。

お腹のCTの検査

お腹のCT検査は痛い検査ではない

ほかに腹痛で行われる検査として、お腹のCT検査が挙げられます。 お腹の輪切りの連続写真を撮って、お腹の中に異常な部分がないかどうかを調べる検査になります。

CTの機械の中を、台の上に横になって移動しながら写真を撮る検査なので、痛いとか苦しいという類の検査ではありません。

このCT検査には大きく二つあって、造影剤を使う場合と使わない場合があります。 造影剤は点滴の管を腕に入れて、そこから造影剤を注入しながら撮影をする検査で、これによって血管が白く写し出されてより詳しい診断ができるようになります。

ただし、腎臓が悪い人や喘息がある人、さらに過去に造影剤でアレルギーを起こした人などは造影剤を使ったCT検査を受けられませんので、これも事前に医師と確認していただければと思います。

検査は患者さんと相談しながらすすんでいきます

これらの検査を必要に応じて、一つまたは複数組み合わせて行いながら診断をすすめていくということになります。

他の検査としては、MRIの検査やバリウムを飲んで写真をとったりする検査などがあり、ここに書いたもの以外にも様々な専門的検査がありますが、いずれもその日にいきなりやられてしまうということはありません。

そしていずれの検査も、事前に詳しく説明があり、場合によっては患者さんの同意書が必要であり、検査を受けるかどうか家族とよく相談して決めますということでもかまわないのだと知っておいてください。

少なくとも、「何をされるかわからないから怖い」という印象で受診をためらうことがないようにしていただければと思います。

安心して受診していただければと思います

まとめ

腹痛の検査は多彩ですが、診察に引き続いて初期的な検査から必要に応じて徐々に専門的な検査を受けるという流れになります。

病院にいったら痛くて苦しい検査をやられる!という印象がある方は、初期の検査は怖いものではないし、専門的な検査はいきなりやられることはないということを知っておいていただければと思います。