お薬手帳のここを改善できないかと思うアイデアのまとめ

お薬手帳ってもっと便利にならないのかなぁ

お薬手帳を持っているのに携帯していない人がすごく多いのが気になります。

お薬手帳の電子化が進んでいるようですが、災害時などの役割を考えると、やはり紙媒体の手帳も同様に大事だと思います。

しかし携帯していない人が多いのは患者さん側の要因だけでなく、お薬手帳そのものにも改善できる点が多々あると思うので、改善できないかなぁと思うところをまとめてみました。


お薬手帳は財布に入るサイズにならないか

そもそも持っているのに忘れる人が多いのだから、常に持ち歩く財布に入るサイズにしてしまえばと思うのです。

お年寄りは字が小さくて読めないという批判もありそうですが、誤解を招くかもしれませんがお薬手帳を自分で読んでいる患者さんってあまりいないんじゃなかと思います。

極論ですが、結局は医療機関や薬局で見せることができればよいので、医療機関や薬局の人間が読めればよいのではないかと。

実際には、お薬手帳を読むのではなく、別個に渡されるA4用紙の薬剤の説明用紙の方を見ている人がほとんどなのではないかと思います。

お薬手帳は医療機関で提示する用として、患者さんにとにかく忘れずに携帯してもらえる大きさ、形のほうが、結局患者さんの利益になるのではないかと思います。

すべてのお薬手帳を小さくする必要はないと思うのですが、人それぞれ使いやすいお薬手帳の大きさの選択肢があってもよいのかなと思うわけです。

電子お薬手帳はカード化できないか

お薬手帳の電子化はそれはそれで大きな進歩だと思うのですが、結局携帯し忘れるのがなによりのリスクだと思うのです。

電子お薬手帳が今後もし一般化するのであれば、それぞれの病院の診察券にもそのデータを電子化して記憶させておいて、機械で読み取れば服薬情報が出てくるのはどうだろうかと思います。

災害時に機能できないという問題や、また、患者さんが自分で内容を確認できない問題点はあるわけですが、お薬手帳を忘れたときに診察券さえあれば普段の他の病院からの薬も確認できるという予備システムとして機能できるのではないかと思います。

個人的には、病院ごとの診察券と統合するのもいいと思うのですが、お薬手帳を1人1枚のみの発行を制限したカードにして、複数の病院から睡眠薬を重複でもらったり薬を転売したりするなどの問題を防げないかとも思います。


電子カルテの病名情報を追加できないか

多くの病院で電子カルテが普及してきていますが、せっかく電子化したので、カルテのプロブレムリスト(患者さんの病気などのリスト)をシールで印刷してお薬手帳に貼れないかなと。

自分の経験としてよくあるのが、普段こういう薬を飲んでいますって手帳を見せられて、なんとなくその病気の想像はつくけど確実にはわからないことが多いのです。

だったら、もう病名をお薬手帳に貼っておいて、違う病院にかかったときにはそれを見せるようにすれば、患者さんも医者に説明するのが楽になりそうだと思います。

これは病院側でシステムをつくることになると思うのですが、患者さんの病名リストをシール化して印刷することに保険点数をつければ自然と広まっていき、その結果患者さんのお薬手帳を持ち歩こうという意識も高まるのではないかと考えます。

薬の英語の成分名を載せられないか

海外で病院にかかるときに、何か薬を飲んでいたらそれを説明しなくてはいけないわけです。

海外旅行先で病院にかかるときに大事!薬の名前の伝え方

  普段薬を飲んでいる人が一時的に海外に滞在する場合に、注意しなくてはいけないことがあります。

しかし、日本国内で通用している薬剤名がそのまま通用するとは限りません。 なのでお薬手帳には薬の商品名と一緒に、英語の成分名を載せておくべきだと思っています。

そうすれば海外出張先、海外旅行先で何かあって病院にかかる時にも、普段から使っているお薬手帳が役立つようになります。 最初から海外でも通用するような作りにしてしまえば、お薬手帳の価値も高まるのではないかと思います。

お薬手帳って英文薬剤証明書の代わりにならないか

上と関連した問題ですが、海外に薬を持っていく際に、入国審査でトラブルになることがあります。

国によって法律が違うわけで、国によって持ち込める薬と持ち込めない薬があったりするわけです。

場合によっては麻薬と間違えられて没収なんてこともあり得ます。

そういったトラブルを最小限にするために、英文薬剤証明書というのがあります。

持ち込んだ薬が治療のために必要なものであることを証明するための英語で書かれた書類です。

英文薬剤証明書は、処方した医師または調剤した薬剤師が作成して署名することで正式なものとなりますが、規定された形式がありません。

規定された形式がないのであれば、お薬手帳にあらかじめ英語で成分名を含めた必要な情報を記載して、医師なり薬剤師なりがサインしてしまえば英文薬剤証明書として機能するのではないかと思ったのです。

もし可能であるならば、海外に行くことになっていちいち書類を準備する手間が省けるので、患者さんにとってお薬手帳がとても便利なものになるかもと思いました。

自然と持ち歩きたくなるお薬手帳に!

まとめ

実現できる可能性が高いかどうかはあまり考慮せずに、お薬手帳についてこうだったらいいなと、純粋に思いついたことを並べてみました。

お薬手帳を持ってきてください!と外来で何回も患者さんに説明していますが、そもそも患者さんが携帯したいと思うようなお薬手帳を作ってしまえばいいのではないかと思うのです。

だれかお薬手帳を作る側の人、見てないかなぁ。こういったこと、できませんかね。