いい病院受診のコツはメモと目的意識!得する上手な受診の仕方

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病院に行くとき、病院受診を最大限に有効化するために知っておくべきいくつかのコツというものが、実はあります。

結論からいってしまいますと、それは目的をはっきりさせておく、そしてメモを活用するの二つです。

これらの方法は、手間のかかる準備やお金がかかるような方法ではありません。ちょっと視点をかえて工夫をするだけで病院受診の満足度が上がる方法です。

以下は例えばあなたが風邪で、または重い病気で病院を受診しようとするときを思い浮かべながら読んでみてください。

せっかく病院やクリニックに行ったのに、自分の病気に対する疑問が解決されていない、満足な治療がうけられなかった、ということにならないように以下の点をぜひためしてみてください。


病院を受診する目的をはっきりさせておく

風邪であっても、花粉症であっても、不眠症であっても、病院にいく理由はみんな「風邪だから」、「花粉症だから」、「不眠症だから」というわけではありません。

人それぞれ本当に病院に行きたい理由があるはずで、それはみんな同じとは限りません。

例えば風邪であれば、「とりあえず症状を抑える薬がほしい」、「本当にただの風邪なのか調べて欲しい」、「早く治したい」など、実は人によって本当に求めていることは違ってきます。

病院にかかるときは、何を求めて病院にいくのかをあらかじめ頭の中ではっきりさせておくことが重要です。そしてそれを医者にしっかり伝えることが必要なのです。

そうすることで本当にしてほしいこと、本当に知りたいことに対して答えがかえってきます。

例えば検査をするかしないか、どのような治療が必要かはそのときの病気の状態によって違ってきます。しかし、検査や治療には当然ながら患者さんの意見も反映されるのです。

「どうしても肺炎が心配だからレントゲンをとってほしい」という患者の希望を無下に断る医者はまずいません。患者さんの不安を取り除くことができるのであれば、それは必要な検査となるからです。

診察室では医者の質問に答えるだけで、自然と本当にしてほしいことをしてもらえればそれが一番です。

しかし診察は人と人のコミュニケーションから成り立ちます。ある程度の変動する範囲をもっているので、目的をしっかりと医者に伝えることが大切です。

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聞きたいことは箇条書きでメモして持ち込む

しかし、短い診察時間の中で、持っている疑問をすべて聞き忘れないようにするのはとても難しいと思ってください。

たとえば、限られた時間内に持っている疑問をすべてたずねた上で、相手からきちんと納得のいく答えをもらうのは、たとえ日常的な会話であっても難しいはずです。

現在の日本における患者ひとりの診察時間は非常に短いというデータがあります。厚生労働省の受療行動調査(平成23年)では3分以上10分未満が38.3%で最多で、10分未満の診察時間のケースは全体の半分を超えているのです。

その限られた時間の中で、医者はあなたにとって必要と思われる情報を患者さんに説明します。しかし、例えば「近々海外旅行を予定しているが、いっても差し障りないか」というような個人的な内容に対する情報は、患者さん側から質問しないかぎり出てきません。

ではどうしたらよいか、ということですが、実は非常に簡単なことで、診察室での聞き忘れを防ぐことができます。

あらかじめ確認が必要な点については、箇条書きにしてメモにしておくとよいのです。このようなメモの持ち込みに不快感をもつ医者はいないでしょうし、むしろ患者さん側の真剣さが相手に伝わります。


大切な情報はメモして持ち帰る

次に診察室で得た情報を、家に持ち帰れるかどうかという話です。日常的な会話においても、会話内容をすべて覚えることは簡単ではないはずです。

ましてや、診察室での会話は、普段の会話とはまったく異なるものであり、そのような診察室の会話に慣れている人は多くないでしょう。

たとえば、筆者の医師としての経験上、自分の病名を正しく覚えている患者さんは非常に少ないです。私は患者さんに病名をなるべく紙に書いてわたすように心がけています。

自分の病気の名前をなんといったか正確に覚えておけばインターネットで検索できるし、人にたずねるときも話が通じやすいと考えるからです。

自分の病名が正確になんというのかに限らず、治療に何ヶ月かかるのか、何に注意して過ごせばよいのか、忘れてはいけないことをメモして持ち帰ることが大切です。

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つまり、診察室での会話の中での重要な点をメモして持ち帰るだけで、病院に行ったことによって得られる利益は大きくなるのです。

これらの注意点を押さえるだけで、病院を受診したときの満足度はだいぶ変わると思われます。

しかも、準備に手間もかからないし、すべてちょっとしたコツです。病院にいったのにあまり満足できなかったという経験がある方、これから病院にいこうと考えている方は是非ためしてみてください。