花粉症治療で病院にいこう!花粉症は何科にかかるべき?

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花粉症の季節になると、外来は花粉症の患者さんであふれます。あらたに花粉症になってしまった方や、花粉症でもずっと病院に行かずにやってきた方もいらっしゃるかと思います。

ここでは何科病院にいけば何がしてもらえるかということについて、説明したいと思います。

まず、あなたがもし花粉症病院にいこうと思ったとき、どんな目的でいくのかを確認してみてください。

とりあえず鼻水やくしゃみなどの症状をおさえたい、本当に花粉症なのか確かめたい、手術や免疫療法などの特殊治療を受けたい、などなど人それぞれに目的があると思います。


とりあえず症状をおさえたい人は

花粉症はアレルギーです。そして多くの人において、鼻水や鼻づまりといった鼻の症状が中心になるかと思います。

鼻の症状で悩んでいる場合、または副鼻腔炎や蓄膿症といった鼻水・鼻づまりを起こすほかの病気がかくれていないかを調べる場合には耳鼻科にいくのが第一選択となります。

しかし、症状を抑える薬がほしいという場合、内科のクリニックでも基本的な治療は受けられます。 花粉症の治療の第一段階は対症療法(花粉症の原因を治すのではなく、花粉症の症状をおさえる治療)です。

アレルギーをおさえる飲み薬を継続して飲むことがまず最初の治療です。 ちなみに最近ではアレグラ(嵐の大野くんのCMが有名ですね)やアレロックなど、病院で処方するくすりと同じ成分のくすりが薬局でも購入可能ですが、副作用に眠気や注意力低下があり、車の運転などの際には注意が必要です。

風邪薬や花粉症の薬を飲んだら眠気がなくても運転を控えるべき理由

風邪薬や花粉症の薬は副作用として眠くなるので自動車の運転をしてはいけないといわれています。これらの薬の多くは抗ヒスタミン薬を含んでいるため、その副作用として眠気が出る可能性があります。

そして鼻水や鼻づまりなどがひどければステロイドの入った点鼻のくすりを使います。目のかゆみがひどければアレルギーをおさえる目薬を追加します。

ここまでは一般的な内科耳鼻咽喉科のクリニックで可能な治療です。アレルギーをおさえる目薬の処方だけであれば眼科でもよいでしょう。

本当に花粉症なのか確かめたい人は

本当に自分は花粉症なのか?、さらにスギなのかヨモギなのかブタクサなのか、なんの花粉に対するアレルギーを持っているのか?、まで詳しく詳細に調べてもらいたい場合は、採血でアレルギーの原因となる物質、アレルゲンを調べてもらうことも可能です。

このアレルゲン検査の採血は内科、耳鼻咽喉科いずれも採血を行っているようなクリニックであればやってもらえます(一応行く前に電話で確認したほうがよいでしょう)。

ただ保険診療で調べられる項目数は限られているので、あまりにたくさんの項目を調べる場合には自費になってしまうこともあります。

検査の結果で治療方法は変わりませんが、アレルゲンを避けるために参考にはなります。


手術や免疫療法などの特殊治療をうけたい

また、一般的なくすりの治療では不十分な方のために、最近では免疫療法や鼻腔の手術を行っているクリニックもあります。

これは特殊な治療ですので、個別にクリニックにそれらの治療を行っているか確認する必要があります。

最近シダトレンという家でできる舌下免疫療法が保険適用になっていて話題です。かくいうわたしも花粉症もちですが、いろいろ考えたあげく、まだ手を出していません。

検討される方は下の記事も参考にしていただければと思います。

シダトレン舌下薬をやってみるか花粉症持ちの内科医が考えてみました

2014年10月以降の話ですが、花粉症を根治する治療薬であるシダトレンスギ花粉舌下液という薬が発売されます。通常の治療法が抗アレルギー剤でアレルギーの症状を抑える対症療法であるのに対し、この舌下薬は減感作療法と呼ばれる花粉症根治のための治療薬です。

まとめ

専門的な特殊治療となると個別に前もって確認が必要ですが、一般的なくすりの治療であれば、内科耳鼻咽喉科クリニックで十分対応してくれるということになります。

ほかにマスクや花粉症用メガネなどは病院にいかなくてもできる有効な治療法です。手軽な予防法とくすりをうまくつかって花粉症をのりきりましょう!