入院するように言われたら医師に確認するべき3つのこと

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急に入院しましょうと言われたら、誰でもあわててしまいます。自分は入院するほど悪いのかと考えてしまって、実際に入院することに関しての疑問が残ったままになってしまう方が多いのではないでしょうか。

しかし、よくわからないまま入院してしまうと、あとあと入院中のストレスとなってしまうので、しっかり納得した上での入院が望ましいでしょう。

ここでは入院するように言われた時に、必ず確認しておくべきことについて説明したいと思います。大切なのは入院の目的入院中の制限退院の条件の3つです。


1.入院の目的なぜ入院しないといけないのかを確認する

入院しましょうと言われるからには、外来ではできなくて入院しないとできない治療や検査を行う必要があるのですが、具体的にその検査、治療は何なのかをしっかり確認しましょう。

私は外来で患者さんに入院をすすめるときは、そういった内容を必ず説明するようにしているのですが、それでも入院したあとに「なんで入院しなきゃいけなかったんですか?」と聞かれることがあります。

また、なかには一度入院したあとに「やっぱり帰ります」と言われる方もいらっしゃいます。 入院に対して十分納得していないのに、その場の流れで入院してしまい、その後の治療や検査に納得できずに入院が中途半端になって非常に困ったことになるケースが実際あります。

入院は点滴をつながれたり、行動範囲に自由がきかなかったりすることもあり、ある程度不自由な環境にならざるを得ません。ご自分の入院にどういった意味があるのかを理解していないと、こういった不自由に対して必要以上にストレスを感じることになってしまいます。

「主治医が入院しろっていったから入院したんだ」ではなく、「自分にはこの治療が必要で、それは外来ではできないから入院したんだ」と理解しておくことで、必要な処置や制限に対するストレスは多少なりとも軽減されるはずです。

2.入院中の制限入院中に何をしてよいのか確認しておく

入院すると、病態上必要であれば例えば部屋の外を歩くときは看護婦さんを必ず呼ばなくてはいけなかったり、重症の場合はベッド上で安静にしていなくてはいけなかったりします。

また家族に食べ物を持ち込んでもらうことができるのか、などはあらかじめ確認しておかなくてはいけません。場合によっては治療上、食べ物の持ち込みはできないことがあります。

入院中に自分はなにをどこまでしてよいのかをあらかじめ確認しておかないと、入院後にやろうと思っていたことができなかったりして、これも余計なストレスとなってしまいます。

あらかじめ入院中にできることを理解しておき、その範囲内で入院中に病室で自分のためにやることを決めておくとよいでしょう。


3.退院の条件:どうなったら退院なのかを確認しておく

多くの方が、「どれくらいの期間の入院ですか?」と聞かれますが、どうなったら退院なんですか?」とはあまり聞かれません。

入院するときには単純に2週間くらいでしょうと言われていても、病気の経過などによって入院期間は短くなったり長くなったりします。

どうなったら退院なのかを入院時にしっかりと理解しておかないと、病状の変化があったために入院期間が延長する場合 どうなったら退院という視点であらかじめ理解しておけば、治療方針に対しても理解が深まりますし、その後の入院期間の予想もある程度自分の中で想像できます。

入院する前にはあらかじめ「どれくらいの入院期間なのか」と合わせて必ず「どうなったら退院なのか」を確認するようにしましょう。

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まとめ

これらの3つを確認するだけで、だいぶ入院生活について想像がつきやすくなります。 そしてこれらのことを理解しておくことができれば、入院中の余計なストレス軽減することができるので、必ず聞いておくべきと考えます。

私は外来で患者さんに入院をすすめるときは、これらのことをしっかり説明するようにしていますが、それでも入院後に再度聞かれたりすることが少なくありません。

入院をすすめられるような状況では、体の具合が悪く、意識ももうろうとしていることも確かにあるかもしれません。

さらに、言われたことを聞いているだけでは情報というものは頭に残りにくいものです。自分から尋ねるくらいの意識でいないと、しっかりと情報として記憶に残りづらいのです。

入院するように言われたときは必ず、入院の目的入院中の制限退院の条件の3つを必ず確認するようにしましょう。