胃痛・胃もたれでの病院の選び方|何科がいいか、何で選ぶか
胃痛や胃もたれの症状があって病院で診てもらいたいというとき、どうすればよいのでしょうか。
何科の病院で診てもらうか、大きい病院にいく必要があるのか、迷う方も多いかもしれません。 では、何を基準にどのように病院を選ぶべきなのでしょうか。
まず本当に胃の症状かどうかを診てもらえるか
まず、一般的な内科のクリニックであれば、診てもらえることは間違いありませんが、胃に関して専門としている診療科を挙げるとすれば胃腸科、消化器内科、消化器外科、一般外科を標榜している病院となります。
ただし、ここで注意しなくてはいけないのは、胃痛や胃もたれだと思っても実は心筋梗塞だったというケースもあることです。心筋梗塞は直接命に関わる危ない病気ですので、まず心電図の検査でチェックしてもらうのが大切です。
また、胃の部分の症状であっても、胆のうや肝臓、すい臓の病気であることもあります。採血検査でこれらのマーカーをチェックして問題ないことを見てもらうことも診断の上で重要です。
病気の診断においては、危ないものから除外してもらうのが基本です。ですので、まず最初に心電図や採血などの基本的な検査をきっちりとしてもらえる病院に行くというのが胃の症状を診てもらう上でも重要です。
必要なら胃の内視鏡(胃カメラ)をやってもらえるか
次に、実際に胃を診てもらうのに見ておくべき点は、その病院が胃の内視鏡の検査をやっているかどうかです。
胃の症状で胃薬を出して様子を見ましょうというのはどこでもできることですが、胃潰瘍や胃がんが隠れていないかどうか見るためには内視鏡の検査をしなくてはいけません。
いやいやちょっとまって、いきなり内視鏡なんかやられたくないよ、という方も多いでしょう。別に今すぐ受けてくださいというわけではないので安心してください。もし必要になったらその病院でやってもらえるかどうかという話です。
胃の内視鏡ができないクリニックでも、胃潰瘍などから出血して貧血が進んでいないか、便の検査をして血が混じっていないかといった、胃に関しての間接的な検査はできるかもしれません。
しかし結局のところ胃痛や胃もたれの症状で怖いのは胃潰瘍や胃がんが隠れていないかどうかですので、胃の内視鏡で直接胃の中を見てみないことには不安は取り除けないというのが実際のところです。
必要に応じて胃の内視鏡検査までやってもらえる病院というのが通院する上で好ましいと思われます。
つまり基本的な検査+胃の内視鏡までできるかの2点
ですので、まず本当に胃の症状かどうか調べてもらえるような基本的な検査ができるか、必要であれば胃の内視鏡検査までやってもらえるかという2点をおさえる必要があります。
では、結局すべて揃っている大きい病院に行かなくてはいけないのかというとそんなことはなくて、開業で内視鏡をやっているクリニックというのが数多くあります。
そのようなところであれば基本的な採血や心電図はやってもらえます。よって胃痛や胃もたれに関しては内視鏡までやってもらえるクリニックで相談してみるのがよいと考えられます。
まとめ
胃の症状を診てもらうには、本当に胃の症状かどうかの基本的な検査(採血や心電図)をやっているか、必要があれば胃の内視鏡までやってくれるか、で病院を選ぶのがよいでしょう。