あなたは医者に言いたいことが言えますか?良い医師の条件

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医者にいいたいことはすべていうべきだ!が私の持論ですが、それについて以前下記の記事で書いてみました。

言いたいことはすべて言おう|日常会話と診察室での会話の違い

診察室での医師と患者さんの会話というのは、スムーズにいかない例が多々あります。患者さんが伝えたいことを十分伝え切れていなかったり、医師の方からも説明が十分できていなかったりというケースがなかなかなくなりません。

今回はこれを逆にとらえて考えてみます。つまり、良い医師であれば、あなたが言いたいことを言えるような雰囲気を作っているはず」、という視点です。


実際のところ医師会話時間をコントロールしている

こんなこといってしまってよいのかとちょっと迷いましたが、実際のところ患者さんとの会話時間をコントロールしています。人によっては診察室で会話を無理やり終わらせられたという経験のある方もいるかもしれません。

なぜこんなことが起こり得るのかというと、まず、外来の時間というものが限られています。 例えば午前中の外来で9時から12時の間に30人予約が入っているとすれば、一人当たり平均6分ということになってしまいます。

そして外来時間が伸びるとどうなるかというと、当然待っている方をより待たせてしまうことになります。 また、サポートしてくれている看護師、看護助手、または病院事務の方などの勤務時間の問題があり、あまりに時間がかかりすぎるとそのような人たちにも負担をかけることになります。

ですので、多くの医師は極力外来が時間通りに終わるよう、診療に不必要な会話を長くつづけないように努力しています。

そんな中でも言いたいことが言える雰囲気があるか

しかし、そのような状況で時間をかけないようにするあまり、医師が患者さんが言いたいことを話しにくい雰囲気をつくっていることが多々あります。

これでは質の高い医療というものは達成できないのではないかと思っています。 良い医師というのは、いくら忙しくても、患者さんがいいたいことをいいやすい雰囲気をつくりだして、患者さんの本当に心配なこと、本当に聞きたいことを引き出せる人です。

ですので、もしあなたが今かかっている医師に、自分の言いたいことを何でも言えるというのであれば、それは良い医師に出会ったといっていいと思います。


実際のところ難しいこともあるけれども大事

教科書的には、まず患者さんに喋りたいように喋ってもらうことが重要であり、医師は実際皆そう教えられて医学部を出て、研修医時代を終えてきています。

実際のところ、本当に患者さんの自由にすべてしゃべっていただくと、診療のまったく関係のない相談を延々と聞くことになるケースも多々あります。

個人的にもどこまで好きに喋ってもらったらいいのか悩むことは多いです。実際犬の健康の話から、健康のためには食器はプラスチックと陶器のどちらがよいかとか、そういう相談をされることもあります。

それでも、どこまでできているかはわかりませんが、「言いたいことがあるときに遠慮する必要がない」という雰囲気をなるべく作ろうと心がけています。

質の高い医療を受けるためには言いたいことが言える関係が大事

あなたが、病気で何か治療をうけることになったとき、医師に言いたいことがあっても遠慮してしまうということは絶対によくありません。

良い医療というものは、高度な治療が受けられたとかそういった面を重視しがちですが、それだけでは達成できないものと考えています。

たとえ非常に高度な治療を受けたからといっても、医師に対して本音を言えない関係が続くのであれば、治療後に問題があった時に対応がスムーズに進まない可能性があります。

結果として、質の高い治療を受けたものの、医師とのコミュニケーションに問題があり、治療後の合併症などが起きた時に対応が遅れるという可能性があるわけです。

本当の意味で高度な医療というものが達成されるためには、根底で患者さんと医者の関係性が良好であることが必須なのです。

良い医者を探すときにも遠慮のいらない雰囲気があるかが大事

多くの人が良い医者を探すときに、手術がうまいかどうか、有名かどうかなどに注目します。 そのような点は当然重要でありますが、質の高い治療を受けたいと考えるときに、やはり医師の人柄は無視できない点です。

ですのでこれは提案ですが、良い医者探すときに、実際会って「言いたいことを言える雰囲気を作っているかどうか」というのも加えて注目してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

さて今日は、良い医師は言いたいことを何でも言えるような雰囲気を作っているという話でした。

これらはすべて自分に跳ね返ってくる話ですので、明日からまた頑張ります。