忙しくて病院に行けないあなたへ|効率よく短時間で受診するコツ

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仕事が忙しくてなかなか病院にいけないという人も多いかと思います。わかっていてもなかなかいけないという気持ちも良くわかります。

しかも病院は待ち時間も無駄に長いし、せっかく行っても別に大したことしてくれるわけじゃないんでしょ、というイメージを持っている方が実際多いです。

しかし健康管理をおろそかにすると、将来的に仕事に負担を与える形でもどってくるばかりか、最悪命に関わる問題にもなりかねません。 そこで、病院に行かなくてはいけないときに、なるべく短時間で効率よくすませるコツについて、あらためてまとめたいと思います。


どの診療科にいけばよいのかあらかじめ確認しておく

病院をうまく使う人はどんな人か|医師から見て要領のよい人とは

けっこう多いのですが、医学的にできないことをしてもらおうとして来る人がいらっしゃいます。「風邪を引いたので治る注射をしてください」みたいなことを言われる方が、実際にいます。誤解をさけるために言いますと、患者さんは「実際に医学的に何ができて何ができないのか」は詳しくなくて当たり前で、これを知っている必要はまったくありません。しかし、ここで私が注目したいのは、逆に医師から見て「うまく医療を使っているな」と思う人がいることです。では、それはどのような人なのかという点について考えてみたいと思います。

病院を受診して、一番時間が無駄になるのは、あなたの症状に対して適切でない診療科にかかってしまうことです。 間違った診療科にかかっても、その症状であれば~科になるのでそちらへ受診してくださいと説明してもらえます。

しかし、できるだけ効率よく医療機関を受診するのであれば、あらかじめ調べて正しい診療科へ直接行くことで、余計な手間がかかることを省くことができます。

最近では症状をインターネットで調べさえすれば、あなたを適切な診療科へ誘導してくれます。 この手間を惜しむか惜しまないかで、最終的に病院受診にかかってしまう時間に大きく影響してきます。

忙しいからとりあえず病院に行くだけ行こう、ではなく、忙しいからこそ行く前にしっかり調べることが大事です。

大病院より近くの専門科クリニック

かかりつけ医はなぜ大切か|近所の病院の正しい使い方マニュアル

多くの診療科が揃っている総合病院というのは、非常に便利です。初診にいらっしゃる方も、「やっぱり大きい病院の方が安心だと思って・・・」という方も少なくないです。確かに、診療科が多くて規模の大きい病院であれば、できる治療や検査の幅も広いのは間違いありません。しかし、どんなときでも「大きい病院の方がいい」といって近くのクリニックを避けるのは間違いです。ではどのように近所のクリニックを利用するべきなのか、具体的な例をいくつか挙げてみたいと思います。

大病院の専門外来の総合診療能力について|初診料1万円の論点

大学病院などの高度医療機関の外来の受診を希望される患者さんがけっこう多いです。確かに、外から見れば高度な検査や治療が受けられるという印象が強いのかもしれません。それが間違いというわけではありませんが、一方でご自分の症状や病気と専門の外来の守備範囲が合致しないと、受診しても満足な診療は受けられません。大病院のブランド志向を頭ごなしに否定するつもりはありませんが、そもそも大病院にかかれば心配ないという考え方には少し違和感を感じます。

とりあえず大きな病院にかかれば間違いないだろうと考えてしまいますが、実際そうでもありません。 大病院は混んでいるばかりか、一般的なスクリーニングレベルの検査(病気とわかっている人の検査でなく、病気かどうか調べるレベルの検査)の予約は後回しにされがちです。

おそらく現状では、かかるべき診療科がある中小規模の病院またはクリニックを利用するのが一番時間がかからないと思われます。

クリニックであっても、専門医を持っている医師がいるかどうかは調べればわかりますし、その専門に特化した検査をやってくれるところもあります。

専門医が専門的検査まで行っているようなクリニックであれば、医療の質は大病院に比べて大差ありません。 忙しい人は、時間的効率を考慮すると、こちらのほうがはるかに使いやすいはずです。


近くの病院で適したところをさっと探してしまう

乱立する病院検索サイトをどうやって選ぶ?どうやって使う?

インターネット検索サイトで病院検索と入れると、おびただしい数の病院検索サイトがでてきます。個人的には、一部のサイトでは医師の出身大学だとか、口コミの感想別だとか特殊な検索ができるところもあり、目的や使い方によっては非常に便利そうだなぁと感じています。しかし、それはあくまで個人的に面白いの範囲内であり、その壁を越えるのは難しいのではとも思ったのも事実です。それでは病院を探すときに、実際に病院検索サイトを使うことの有用性はどこまであるのでしょうか。

じゃあどうやって探すの?ということになりますが、近くに何科の病院があるのかわからない場合は、インターネットの病院検索サイトで診療科で検索をかけましょう。

しかし検索して見つけておしまいではなく、自分の目的に合うかどうか、しっかり確認するべき事項を押さえておくことが大事です。

病院、医院のホームページまで見れば、そこの医師がどのような専門資格をもっているか、何科の専門の検査に特化しているかまでわかります。

最近では「土曜の夕方にかかれるかどうか」などの条件の検索ができるサイトも多いので、これらを積極的に活用しましょう。 そして目星をつけたら、可能であればあらかじめ電話で確認することも大切です。自分の目的に合致したところなのかどうか、間違った受診を避けるように確認しておくとよいでしょう。

病院にかかるときは待ち時間に頭の中で整理を!

いい病院受診のコツはメモと目的意識!得する上手な受診の仕方

病院に行くとき、病院受診を最大限に有効化するために知っておくべきいくつかのコツというものが、実はあります。結論からいってしまいますと、それは目的をはっきりさせておく、そしてメモを活用するの二つです。これらの方法は、手間のかかる準備やお金がかかるような方法ではありません。ちょっと視点をかえて工夫をするだけで病院受診の満足度が上がる方法です。

病院の待ち時間は有効に使おう!診察前のちょっとした準備で何が変わる?

あなたは、病院にいったとき、診察前の待ち時間になにをして待ちますか?いろいろな病院が患者さんの待ち時間を短くするべく、時間予約制を導入したり努力を行っていますが、なかなか改善されていないのが現状です。病院ではかなり待たされるというのが一般的になってしまっていますね。 本を読んだり、勉強したり、マンガを読んだり、携帯電話でヒマをつぶしたり、いろいろな待ち時間の過ごし方があるかと思います。

せっかく病院に行ったのに、医者にいいたいことが通じなかったし、説明もよくわからなかったというのでは意味がありません。時間の無駄になってしまいます。

あらかじめ医者に聞くべきことは、待ち時間にメモに書きだしておき、聞き忘れないようにします。 また、医者の説明もなるべく診察室でメモし、聞き漏らしがないようにすることで受診した意味を最大限に高めることができます。

待ち時間を有効活用できる病院を選ぶ

忙しい人が病院を受診できない問題|病院の待ち時間は回避できるか

現在の日本の病院で、数時間の長い待ち時間というのもめずらしくありません。これは当然ながらいいことではないと思っています。平成23年の厚生労働省の受療行動調査では、30分以下の待ち時間が44.3%、30分以上が41.6%との結果です(残りは無回答です)。1時間以上というケースは20.4%で、決して少ないという数字ではありません。

最近では、自分の待ち時間、順番をスマホで確認できるサービスを導入している病院があります。

近くでこのようなサービスを導入している病院があれば、一旦受付だけ済ませて、順番が近くなってきたら再度病院に行くという使い方も可能です。 このようなサービスが可能な病院を利用することにより、スケジュールの犠牲を最小限にできます。

忘れ物をしない

病院初診時に必要な持ち物一覧|忘れ物はないでしょうか?

病院に行くときにいろいろともっていかなくてはいけないものが多くて大変ですよね。私は医師ですが、医者だって自分が病院にかかるときに持ち物を揃えるのに苦労します。そこで、ここでは病院に初診で行くときに必要なものについてあげていきます。

基本ですが、一番大切です。 健康診断の結果や、飲んでいる薬など、診療に重要な情報であった場合に、もし手元になければ、じゃあ次また持ってきてくださいとなってしまうかもしれません。 忙しいあなたにとって時間は貴重です。そのような二度手間は絶対避けなくてはいけません。

まとめ

これらのポイントをしっかり押さえて病院に行くことで、受診にかかる手間を最小限にできます。

忙しいときこそ、健康管理が大切です。病院への受診をおろそかにしないことは、最終的にあなたの仕事の成果につながります。