足がむずむずする病気は何科?|むずむず脚症候群の原因と治療

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世の中にはいろいろな病気があります。その中にむずむずするという症状の病気があります。 正確には、そういった症状が出る病気を集めた「症候群」で、むずむず脚症候群といったりレストレスレッグス症候群といったりします。

「レストレスレッグス」は直訳すると「落ち着きのない足」という意味です。 足がむずむずするなんで、何科に相談すればいいのかよくわからない難しい問題です。

そこで、ここでは医学的によく用いられるレストレスレッグス症候群という名称を用いて、どんな病気か、どこに相談するべきか説明していきます。


レストレスレッグス症候群じっとしているむずむずが出る

レストレスレッグス症候群というのは、足が不快な感じがして、じっとしていられない症状が出る症候群です。 水虫のように一部分がかゆいとかではなく、膝から下、特にふくらはぎのあたりが落ち着かない感じ、足がじっとしていられない感じというむずむず感です。

原因の一つに、鉄分の不足で脳の一部に負担がかかって、足を支配する神経が異常に興奮するせいだともいわれています。 腎臓が悪い腎不全の人や、妊婦さん、鉄分不足の人、他の神経の病気がある人などで起こると言われており、原因は多様です。

レストレスレッグス症候群の特徴は、じっとしているときに足を動かしたい落ち着かない感じになることです。多くの人は、むずむずが気になって眠れないといっていらっしゃいます。 また、その症状は、夕方や夜に症状が強くなるほかに、運動しているときは良くなるといった特徴があります。

レストレスレッグス症候群は神経内科に相談するのがよい

足がおかしい感じがする、という症状だと、他に足の血管が動脈硬化でぼろぼろになる閉塞性動脈硬化症、腰の骨で神経が圧迫されてしまう腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病気があります。

しかし、これらの病気は典型的には痛みやしびれが中心で、しかも歩行などの動作で悪化するという特徴があります。

レストレスレッグス症候群の症状の中心は違和感であり、これらとは少し異なります。 前述のとおり、レストレスレッグス症候群原因の一つは脳~神経の異常と考えられています。

また、診断の際に、これらの神経伝達の異常を改善するドパミン製剤という種類の薬が効くかどうか、ためすことになります。

そのため、もしあなたの症状が前述のレストレスレッグス症候群の特徴に当てはまるのであれば、こういった薬を日常的に扱っている神経内科に相談するのがよいでしょう。

必ずしも大きな病院の神経内科という必要はなく、開業のクリニックで神経内科を標榜していれば対応してもらえます。


レストレッグス症候群の具体的な治療は?

まず自分でできることとしては、寝る前にマッサージやストレッチをしておくことが有効といわれています。

診断の過程で、薬をためすこともありますが、むずむずの頻度がそこまで多くなければ、まずは薬を使わずに様子をみます。

また、鉄分不足があれば、それを補充する治療が有効であることもあります。採血でフェリチンという貯蔵鉄の値をチェックし、鉄分補給をするべきかどうか確認します。

症状がつよく、気になって日常生活に支障がでるような人は、ドパミン製剤による薬物治療で症状をおさえます。

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まとめ

足がむずむずする人は、もしレストレスレッグス症候群であれば、こういった治療で足のむずむず解消できる可能性があります。

そもそも治療可能な症状だと知っている人自体少ないようです。気になる人は、一度神経内科で相談してみるとよいでしょう。

参考文献) Eur J Neurol;19:1385-1396:2012