健康診断で高血圧といわれたらそもそも何科にかかるのがよい?

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健康診断で血圧が高いといわれてしまって、病院に行くようにいわれたら、何科にいけばよいのか迷う方も多いかもしれません。

結論から言ってしまうと、とりあえず一般的な内科であればよいのですが、循環器内科とか腎臓内科とか、そういった専門内科であってもかまいません。

また、最初から大きな病院に行く必要はなく、近所のクリニックや、社内に診療所があるような会社であればそういった診療所で大丈夫です。

では、具体的に高血圧で病院にかかると、どのような流れになるのか書いていきます。


まず本当に血圧が高いのか確認される

よく、この前血圧が高かったです!といっていらっしゃる方がいますが、実際のところ一回の血圧測定はあまり正確とは言えません。

血圧は、ストレスがあったり、緊張したりすることで、誰でも簡単に上がるものです。 普段血圧が120/70 mmHgくらいで正常な人でも、緊張だけで180 mmHgを超えてしまうような人もいます。

健康診断はあくまで治療が必要かもしれない人を見つけるためのものです。 健康診断のときに緊張で高かっただけかもしれませんので、血圧がひっかかったからといって必ず薬を飲まなくてはいけないということではありません。

一回目の受診では、多くの人がまず自宅で定期的に血圧を測定し、手帳にその記録をつけてもらい、次回の外来にもってくるようにいわれることになります。

しかし、例えば既に腎臓が悪かったり、心臓が悪かったり、糖尿病があったり、というように他の病気がある人は、初回から薬を飲むようにいわれることもあります。

一般的な内科ならどこでもよいの?

結論から言えば、一般的な内科ならばどこでもよいです。内科医であれば、高血圧に対する対応は可能です。 ただ、現実的に高血圧を多く診療しているのは、あくまで個人的な推測ですが、腎臓内科糖尿病内科循環器内科神経内科などが挙げられます。

腎臓病は血圧と密接に関係しますし、糖尿病内科は糖尿病を診療するので高血圧を含めた生活習慣病をお持ちの患者さんが普段から集まる診療科です。

また、狭心症や心筋梗塞なども血圧と関係が強く、予防のために血圧を下げなくてはいけないので、循環器内科の医師も高血圧を診療する機会が多いでしょう。

脳卒中を起こした患者さんは血圧のコントロールが必要となるので、神経内科の医師も血圧のコントロールは普段から行っています。

しかし、必ずしも大学病院などの大きな病院のこれらの専門内科にかからなくていはいけないというわけではなく、近くのクリニックなどで十分対応してもらえます。


なんかすぐ薬を出されそうであまり行きたくないんですけど

定期的に血圧をチェックして、実際に日々の血圧の平均が、高血圧の基準値の140/90 mmHgより高いからといって、すぐに薬が始まるわけではありません。

本当に血圧が高いということになれば、まず生活を見直すようにいわれます。 普段の食事で塩分を取りすぎていないか、日々の運動不足が効いているのではないか、などを確認され、多くの人はそれらをまず改善するように勧められます。

また、血圧が上がるほかの原因がないかどうか、血圧を上げてしまうようなホルモンの異常がないか、採血検査でチェックされます。

さらに、腎臓や心臓などに、血圧のせいで負担がかかっていないかなども尿検査、心電図などでチェックされます。

ホルモンの異常などで起こる一部の高血圧症のことを二次性高血圧症といい、原因にはホルモンをつくる腫瘍や腎臓を栄養する血管の異常などいろいろあります。そういった特殊な高血圧では、血圧の薬以外の治療が必要になる場合があります。

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別にほっといてもそんな問題ないでしょ?

血圧が高いまま放っておくと、今すぐ症状が出て困ることにはなりませんが、5年後、10年後に脳梗塞や心筋梗塞という形で影響が出てくることになります。

「今は症状がない」というのが、生活習慣病の怖いところでもあり、症状が出たときには重症であるということです。

「健康診断で引っかかったぐらい気にしない」ではなく、健康診断の結果表に、病院で相談するように記載されていた場合は、きちんと受診した方がよいでしょう。

まとめ

健康診断で高血圧といわれ、受診するよう言われた場合、まずは近くの内科のクリニックで相談しましょう。

別にすぐに薬が始まるというわけではないですが、放っておくと将来大きな病気につながる可能性がありますので、受診をおろそかにしないことが大切です。